• 噛みづらい
• むし歯の再発が多い
• 詰め物、被せ物が外れやすい
• 歯ぎしりがある
• 首や肩がこる
• 顔を老けて見られることが多い

これらの症状は噛み合わせが原因で起きている可能性があります。噛み合わせは上下の歯の接触状態を指し、これがずれると特定の歯に大きな負担がかかります。また、歯磨きがしづらくなることでむし歯や歯周病のリスクが高まるため、歯の寿命を縮めてしまいかねません。

さらに、顎関節に大きな負担がかかることで顎関節症を発症し、肩こりや頭痛などを引き起こす場合もあります。噛み合わせのトラブルの原因は、顎のスペースが不足していて歯がきれいに並ばない、詰め物・被せ物が適合していない、歯ぎしり・食いしばりで歯がすり減っているなどです。

歯並びが良ければ噛み合わせも良いと考える方もいますが、これらは全くの別のものです。例えば、前から見たときに歯並びが良くても、歯の高さにばらつきがあるために特定の歯に負担がかかっているケースがあります。また、詰め物・被せ物のずれは、歯並びでは確認できません。そのため、歯並びに問題がないから噛み合わせの不調和が原因ではないと思い込むのではなく、原因不明の不調がある場合は一度ご相談ください。

マウスピースによる治療では、歯や歯周組織、顎の骨への負担を軽減するために、患者さまの口腔内に適したマウスピースを作製し、ご自身の判断で装着していただきます。矯正に使用するマウスピースとは異なり、1日の装用時間にルールはありません。寝ている間に無意識に歯ぎしり・食いしばりをしている場合は、寝る前に装着して起床後に外す形になります。

ボトックス（ボツリヌストキシン）は、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質を無毒化したものです。ボトックス注射は咬筋にボツリヌストキシンを直接注入し、筋肉をゆるめることで歯や顎への負担を軽減します。次のような悩みは、ボトックス注射によって解消できる可能性があります。

• 歯ぎしり、食いしばりをパートナーに指摘された
• 起床後に顎のこわばりを感じる
• 気づいたときに食いしばっていることが多い
• エラが張っている
• 歯にひび割れやすり減りがある

スポーツマウスガードとは、スポーツ中に人や物と衝突した際に歯が受けるダメージを軽減するマウスピースです。当院では、患者さまのお口に適したオーダーメイドのスポーツマウスガードをご提供しております。既製品のスポーツマウスピースは、スポーツ中に脱落したり装着感が今ひとつであったりと、使用感に悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。

当院では、よく噛めてスポーツのパフォーマンスを低下させないスポーツマウスガードを作製しておりますので、歯や顎への負担を抑えたい方はご相談ください。